この資格があれば出来ること
つり上げ荷重1トン以上5トン未満の移動式クレーンの運転は小型移動式クレーンの運転。5トン以上はクレーン運転士免許が必要。
費用
約35000円~約50000円程度
金額は各教習所による。(玉掛けとセットになった講習もある)
個人で受ける場合、教育訓練給付金を受け取れる場合がある。
会社によるが、人材開発支援助成金を受け取れる場合がある。
地方自治体の資格取得支援事業を受け取れる場合がある。
受験資格・取得方法
受験資格
18歳以上。 以下のとおり、所有資格及び経験により受講時間が異る。
13時間(学科+実技)
- 鉱山にてつり上げ荷重5t以上の移動式クレーンの業務経験が1ヶ月以上ある方。(事業主経験証明必要)
16時間(学科+実技)
- クレーン・デリック(旧クレーン運転士免許、旧デリック運転士免許含む)、揚貨装置いずれかの運転士免許所有者。
- 玉掛け技能講習修了者。
- 床上操作式クレーン運転技能講習修了者。
17時間(学科+実技)
- 車両系建設機械(基礎工事用)運転技能講習修了者。
- 建設機械施工技士1級・2級の第2種又は第6種合格者。
19時間(学科+実技)
- 小型移動式クレーン、クレーン等の特別教育修了後、業務経験が6ヶ月以上ある方。(特別教育修了証のコピー貼付、事業主経験証明必要、定期点検表添付)
20時間(学科+実技)
上記のいずれにも該当しない方。
取得方法
各都道府県で小型移動式クレーン運転技能講習を取り扱っている教習所で取得可能。
必要書類などは各教習所のHPでご確認下さい。
勉強方法・講習時間
勉強方法
講習を真面目に受け、実技試験と筆記試験に合格すると取得できます。
講習時間
3日間の講習内容
学科
① 小型移動式クレーンに関する知識(6時間)
② 原動機および電気に関する知識(3時間)
③ 運転のために必要な力学に関する知識(3時間)
④ 関係法令(1時間)
⑤ 学科修了試験(1時間)
実技
① 小型移動式クレーン運転のための合図(1時間)
② 小型移動式クレーンの運転(6時間)
③ 実技修了試験(1時間)
合計 約20時間(修了試験含めない)
試験内容
筆記試験、実技試験。
科目免除
- クレーン・デリック運転士免許取得者、揚貨装置運転士免許取得者、床上操作式クレーン運転技能講習修了者、玉掛け技能講習修了者は、学科③「力学に関する知識」と実技②「小型移動式クレーン運転のための合図」が免除。
- 車両系建設機械(基礎工事用)運転技能講習修了者は、学科②「原動機及び電気に関する知識」が免除。
- 建設機械施工技士有資格者は、学科②「原動機及び電気に関する知識」が免除。
- 建設機械施工技士と、先の「クレーン等に関する資格」の両方を所持し居てる場合、学科②「原動機及び電気に関する知識」と学科③「力学に関する知識」と実技②「小型移動式クレーン運転のための合図」が免除。
合格基準
学科
各科目とも40%以上の得点があり、かつ全科目の得点の合計が60%以上で合格となります。
実技
100点満点で70点以上で合格となります。
合格発表
講習最終日。
年収
ユニック運転士関連の仕事の年収・月収・日当
平均年収:423万円
平均月収: 29万円
平均日当:18510円
(引用:Indeed 2025/10/06)
資格を生かした就職先
建設業 リース業 など
参考動画
最後に
小型移動式クレーンのリモコン操作が少し難しく感じた。玉掛けの資格を持っていたので少し割引され16時間の講習で済んだ。筆者はIHI技術教習所東京センター(現:PCT)で取得しました。


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