アーク溶接等特別教育について解説

特別教育

この資格があれば出来ること

アーク溶接とは、溶接棒と被溶接物の間にアーク(火花)を発生させ、その熱を利用して溶接を行うことをいう。アーク溶接機を用いて行う金属の溶接、溶断等の業務に労働者を就かせるときは、安全又は衛生のための特別な教育をしなければならないことが労働安全衛生法で定められている。

難易度

真面目に講習を受けていれば合格できます。

費用

約13000円〜30000円程度
金額は各教習所による。
会社によるが、人材開発支援助成金が受け取れる場合がある。
地方自治体の資格取得支援事業を受け取れる場合がある。

受験資格・取得方法

受験資格

18歳以上。

取得方法

各都道府県でアーク溶接特別教育を取り扱っている教習所で取得可能。
必要書類などは各教習所のHPでご確認下さい。

勉強方法・講習時間

勉強方法

講師の話を真面目に受けるだけで大丈夫です。

講習時間


3日間の講習内容

学科

① アーク溶接等に関する知識(1時間)
② アーク溶接装置に関する基礎知識(3時間)
③ アーク溶接等の作業の方法に関する知識(6時間)
④ 関係法令(1時間)

実技

① アーク溶接装置の取扱い及びアーク溶接等の作業の方法(10時間)

合計 約21時間

試験内容

教習所によっては筆記試験がある。(IHI教習所はあった。多分責任を問われた時に正しく講習を行ったアピールをするためだと思う。)ただし、法律上義務はない。

実施日

都道府県の受講地により異なります。詳しくは実施先までお問い合わせ下さい。

科目免除

  • アーク溶接実技訓練10時間以上だと実技全て免除。
  • アーク溶接実技訓練7時間以上だと7時間免除(学科+実技)。
    ※ただし、アーク溶接実技訓練証明書が必要。

合格基準

*法的に修了試験の実施が義務づけられているわけではないが、試験がある教習所の例↓↓↓

学科

60%~70%以上の得点で合格となります。

合格発表

講習最終日。

年収

溶接工の仕事の年収・月収・日当

平均年収:405万円
平均月収: 28万円
 平均日当:17740円
 (引用:引用:Indeed 2025/10/13)

資格を生かした就職先

建設業 製造業 造船業 など

参考動画

テレビや現場で見る大ベテランのアーク溶接者は簡単そうにやってみせるが、実際にやってみるととても難しい。溶接棒が金属板にくっついてしまう。そういえば講習で引っ付けた金属の塊を持って帰る猛者がいたが、いったい何に使うんだろう??筆者はIHI技術教習所綾瀬(現:PCT)で取得しました。

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